具体的にどうやって日本を良くするか?

話が脱線したので、また私の夢に戻します。

いったい具体的にどうやって日本を良くしたいのか?

それは、
「若い世代の育成」です。

国力の基礎は「教育」だと思います。

私達やもっと若い世代が夢や目標を持って楽しく暮らすことができる社会のほうが、
不況やリストラに怯える社会よりよっぽど良くないですか?

理想論と言われるかもしれませんが、
「だって夢なんだもん!」です。

それに今後増え続けるであろう高齢者を支えていく体力を
これからの若い世代がつけないといけないわけですし。
(これはかなり切実な問題です・・・。)


国民の多くが平等に基礎教育を受けることができるようになった
戦後以降の教育はもちろん大成功したと思います。

しかし、そろそろ新たな変革が必要な時期にきているのではないでしょうか?

最近の新しい試みとして、グローバルな時代だから英語の早期教育を!
と言われ、なにやら公立小学校でも英語教育を取り入れようとしているみたいですが
私は違うと思います。

だって、"This is a pen."を中一で習おうが小五で習おうが大差なくないですか?
小五で"This is a pen."を習って中一で関係代名詞を習うんでしょうか?

習うことが2年間ずれると英語ってできるようになるんですか?
教えて文科省!!

冗談です(笑)
国のお偉いさんだっていろいろ頑張って考えてくれてると思います。
きっとオーラルの授業を増やしたりするんでしょう。

それが仮に成功して、英語ができるようになったとしましょう。

でも、だからって単純にグローバル化完成とはいかないような気がします。

グローバルな時代だからこそ語学力だけではなく
日本人としてのアイデンティティを確立しないといけないと思うんですね。


日本人としてのアイデンティティを確立した上で、考える力をつける。
これが今後の教育の最大の命題だと思います。

そのために私が考える必要不可欠なものが国語教育の充実。

学生時代にまったく国語を勉強してこなかった理工系出身の人間が
こんなこと言うのも変な話ですが・・・(笑)
(そして、このサイトの文章もくっちゃくちゃです。。。)

現在の学校の国語教育は文法、語法、そして読解という名の道徳教育に
終始しているんじゃないかと思います。

道徳はもちろん大切なのですが国語教育はそれだけではありません。

論理的思考、読解、作文、感性、道徳、ストーリーテリング(構成力)、
コミュニケーション、ディスカッション・・・
などなど実に多様です。

これって社会人でも全部必要なスキルですよね。
こういう基本的なスキルを中学高校のうちから身につけて欲しいんです。


話がまた脱線するんですが、
学問をある程度日本語で学べるって実はすごいことなんです。

現在なにげなく使っている評論文の基礎は、明治の知識人が英語を
必死で日本語に置き換えることで完成させてくれました。

英語にしかない概念的な単語をどう日本語で表現するか、
母語を失わないためにそうとうな努力が必要だったと思います。
そしてどうしても変換できない単語はカタカナにして
そのまま受け入れる日本語の柔軟性。

英語をどうしても自国の言葉に変換できなくて、学問を学ぶときは仕方なく
英語をそのまま採用するしかなかった国もあると聞きます。

そう考えると、自国語でこれだけ学問ができる日本はもっと誇っていいんじゃないでしょうか。